東京探訪
二月中旬のある日、私は友達に会うために東京に出向く機会がありました。
いつものようにバスに揺られて降りたのは 上野駅。
さあ、友達の待つ高田馬場へとJRの改札に向かった矢先..。
なんと、旅行鞄をバスの中に置いてきてしまったようです
焦る。
急いでバス会社に問い合わせたところ、荷物は戻ってくるようで一安心しました。
でもどうやら東京駅までいかねばならないようです。しかも届くまでもだいぶ時間がかかる模様。
そうだ、歩いて行こう
かくして私の東京散歩が始りましたとさ。
距離にして4km弱程。
かつて山手線の電車賃をケチりたくて東京から秋葉原まで走ったこともあるし(若い)すぐに行けるだろうと思い出発。
でも上野広小路方面など大きい通りを歩くことは何度かあったので、今回はあえて線路沿いを進んでみることしました
さらに歩みを進めると気になるものが。
入ってみるとそこには、アート系や手作り小物系のお店が集まった空間がありました。
『2k450 AKI-OKA ARTISAN』
その名の通り、秋葉原と御徒町の間にあり、ARTISANはフランス語で「職人」を意味するとのことです(アート遺産って読んでしまった💦)
御徒町エリアは東京のなかでもかつては多くの職人が集まった土地であったそうです。そんな土地柄と高架下を盛り上げていきたいという想いが合わさってこのような施設が生まれたとのこと。
現在に、高架下というスペースを有効に活用して工房・ギャラリー、お店といった職人たちの場が蘇ったという形ですね。
面白い。
そして秋葉原
ハッピーアワーを楽しむサラリーマンたちを脇目に進みます。
羨ましいが、馬場まで我慢
いつもは万世橋を渡って神田を目指すのですが、この日は線路沿いの別ルートで。
(万世橋エキュートを通り御茶ノ水へぬけた会はまた今度の機会に書ければなっと)
ということで万世橋とは対極的な線路脇にひっそりとある橋を渡ります。
勤務を終えて秋葉原駅へと向かうお父さん方とすれ違う。
一路 神田へ
だいぶ日が暮れて、そして東京駅も近づいてきました
とはいえ写真が全体的に暗いですね、練習します
メトロの入り口って統一感があっていいですね。
でも東京メトロもパリのメトロみたいにたまには変わった入口を作ってみたら楽しいかもなんて思ったり。
中央区には私が気になっていたものがきっとあるはず。
それは、小学校です。
そっとブラウザバックしようとしたあなた、ちゃんと訳があって...。
かなりガッチリとしていて豪華な造りになっています。
それもそのはず、これは関東大震災後で大きな被害を受けた東京市が復興の望みを託した復興小学校の一つであるためです。
当時の小学校は木造校舎が主で、多くが震災で倒壊したり焼け落ちてしまったよう。そうした事態をまた起こさないように、東京市は小学校を耐火性の優れた鉄筋コンクリートを含む当時の最先端の技術を使用して建てたのが、これらの小学校です。
通学する未来ある若者たちの命を守り、小学校の避難所としての地位もより強固になるようなものを作りたかったんでしょうね。
震災で大きく被害を受けた東京を後藤新平たちは小学校から再興しようとしたようです。偉大な人たちです。
ビルが立ち並ぶ通りに出ました。
もうゴールは目の前です
東京駅につきました!
無事カバンを受け取ることができ、今回の急な散歩は終了です。
意外と遠かったけれど、いつも通らない道を通ったことで新たな発見があり、楽しかったです。
その後はしっかり友人とハイボールで優勝できましたとさ
読んでくれてありがとうございました。